2024年(令和6年)】今月10月のメールマガジン(第192号)より |
●テーマ:「なぜ」と問うことの中で(120)
― 小売価格(東京都区部)シリーズ―第35回「柿(かき)」
1 柿のイメージ
秋の季節になると庭先に色づいた果物が実っている光景を目にします。果物は「柿」でしょう。けれども、実っている柿はどれも甘柿とはかぎりません、渋柿もあるのです。
とはいえ、「お腹(なか)が空(す)いた!」と、すぐに食べたいのは甘柿でしょう。少年時代を思い出すと、庭先に数本の甘柿の木がありましたから、オヤツは庭の木の熟している甘柿でしたね。「甘がき」は、秋のオヤツなのでしょう。
今回扱うのは甘柿(以下、柿)です。早速、柿の小売価格を調べましょう。
(以下、略)
2 柿の小売価格(東京都区部)の年次別推移
・
・
3 柿の国内収穫量と出荷量
・
・
4 柿の国内消費数量
・
・
5 これからの柿の供給と需要
・
・
と続きます。
(以上)
・・・・・・・・・・・・・・・(続きは、メールマガジンをご購読(無料)ください。)
●今日のワンポイント:「キャリーバックの底車輪の音色」
●他に、下記寄稿文を掲載中。
・並木隆史 学びの旅(第8回)「白隠 慧鶴(はくいん えかく)に学ぶ呼吸法」
ほか |
メールマガジンについて |
1.小倉金之助に出会った大学時代から一貫して「日常性の数学」を信念とし、かつての教育現場では勿論、現役時代からの著書にもそのように書き続けてこられた岡部進さん。縁あって、メールマガジン『岡部進の「生活数学」情報通信』を発信する事になり、日頃の信念に基づいた『「生活数学」情報通信』にふさわしい内容をこころがけながら、日常性の数学をインフォメーションし続けておられます。今、数学ブームと言われているのがピンと来ないほど、ずっと昔から一貫した信念と研究心、好奇心を維持し続ける岡部進さんのエッセンスが少しでもお届けできればと思っています。
2.その他に、田村正雄氏による寄稿文「年金の話」は、「その52」と続いており、大変好評です。
3.これまで寄稿文に協力いただいた方は、今村仙治氏、瀬尾祐貴氏、井上友昭氏です。(感謝を込めて)
4.平成25年(2013年)9月より、内田昇氏の寄稿文掲載がスタート。
5.毎月1日に発行しています。
6.購読は無料です。より多くの方と対話をしたいと始めたものですので、お名前他、どういう方が読んで下さるのかが私どもに伝わる様、可能な限り詳細を記入して申し込んで頂けますようお願い致します。感想文も送っていただけますと大変うれしいです。購読申込欄は上の左枠内にあります。(2014.6.2.、ヨーコインターナショナル) |
メールマガジン第2号より抜粋「3月14日という日を忘れない!」 |
毎年のように3月14日になると、私は読書で出会った数学者小倉金之助(1885〜1962)の青年期を思う。
小倉金之助は、この日、山形県の酒田で回漕業を営む家の長男として生まれた。両親のと幼い頃に別れ、祖父母に回漕業の後継ぎとして育てられた。学問好きで、小学校の恩師の影響で化学実験に興味を示し、東京の丸善から外国の科学書を取り寄せて読んでいたという。・・・・・・(略)・・・・・
という私も小倉金之助著『数学者の回想』(河出書房、昭和25年から29年版のいずれか?)に出会って、迷いからぬけだし、進路を確定したひとりである。昭和31年(1956年)、大学2年生のときであった。・・・・・・(略)・・・・・・
いま思うに、もし小倉金之助の書物に出会っていなかったら、いまの私はいない。こうした感謝の日が3月14日である。今年もこの日がやってきた。(「好奇心のヒント〜数値文化を考える」に収録) |
メールマガジン第1号〜第16号までをまとめた本
「知的好奇心のヒント 数値文化を考える」案内 |
平成21年3月18日第1号発信以来、毎月発信中のメールマガジン『岡部進の「生活数学」情報通信』。その第1号から16号までの本文(知的好奇心のヒント)と、ワンポイント(ことばのなかの生活数学)をまとめた本。
・抜粋文紹介中:「T知的好奇心のヒント 6.「レシートの生活数学」へ、その誘い」
・抜粋文紹介中:「T知的好奇心のヒント 1.スイカ(suica)カードの普及と心配」 |
講話のなかから 「生活数学」とは・・・ |
・・・いま人々の目に触れる数学は、西洋生まれの西洋数学である。このことに気付いたとき、横書きの西洋文化と縦書きの日本文化との関わりを再考する視点が生まれる。再考は、両者を如何に調和させるかである。けれども、「調和」は明治維新以降の140年を経ても難題として、人々の前に提起されている。いま、パソコンが普及して、縦書き文化は横書き文化になりつつある。こうした状況のもとで、縦書きの日本文化を主体にして横書きの西洋数学を取り込むことで両者の調和をはかろうという試みをしたのが「生活数学」シリーズである。生活数学は、生活を見つめることを通してアカデミックな西洋数学を学び、そして生活に活かす事であって、必然的に日本文化の諸側面を西洋数学の目で見つめることにもなるから、この内容も多岐である。もちろん、この試みは、西洋数学を日本流に活用できるよう変身させることであって、縦書きの日本文化と横書きの西洋数学との「調和」への挑戦とも捉えられるかもしれない。(2009.4)
・・・案内パンフレット『岡部進の生活数学〜「はじめに子供ありき」で』より |
ある日の懇話のなかから |
「先生、数学を勉強して、何の役に立つの?」
約50年前、通信制の生徒の口から出た質問に触発され、数学教育史に立ち返った。・・・
以来、一貫して、日常の数学の目で見るようになり・・・ |