シリーズ4.
『「洋算」摂取の時代を見つめる
〜福澤・呉・藤澤・小倉に学ぶ』
の
読みどころ
※著者・岡部進自身の各本の紹介キーワードは、
「生活数学シリーズ本紹介文」(PDF)にありますので、読んでください。
ここでは、一般人である私が、読んでこういうところが興味深かった、良かった、
と思ったことを紹介しています。
(皆様からの、読後の感想文をお待ちしています)
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B6サイズ、ソフトカバー、284頁 定価:本体2,500円(税別) (2008年 ヨーコインターナショナル)
書籍コードaFISBN978−4−9904507−0−0
江戸時代、数学ブームがあった位、もともと日本人は数学が得意で、
寺子屋等でも盛んに子供達が学んでいたといいます。
明治時代に、学校教育でも西洋数学(洋算)を採用した事等から、
和算は衰退してしまいます。何故そうなったのでしょうか。
明治時代に何が起きたのか、何があったのか、数学の側面から歴史を知る事が出来る貴重な本です。
日本人は日本の文化を大事にしなければいけないと
感じるきっかけにもなるでしょう。 |
先日、近くの都庁へパスポートの書き換えで行ったところ、
1階の地域特産品売店の前で
多分坂本龍馬と思われるイメージキャラクターが
悠然と行ったり来たりしていました。
NHKの大河ドラマ「坂の上の雲」で、松山が脚光を浴びているんですね。
というより、
「明治時代」が又脚光を浴びている、もしくは、これから浴びる、
ということでしょうか
さて、
長い鎖国時代に終止符を打ち、明治維新を迎えて、
日本は急速に世界の「文明」を広く受入れていきますが、
岡部進著『「洋算」摂取の時代を見つめて』は、
サブタイトルに
「福澤・呉・藤澤・小倉に学ぶ」とある通り、
明治時代の数学の世界に目を向けて、
福澤諭吉、呉文聰(くれあやとし)、藤澤利喜太郎(りきたろう)、小倉金之助の
現在の日本の数学・統計学・国勢調査の礎となった人達の足跡・歴史を、
詳細に記している貴重な本です。
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「まえがき」より・・・抜粋
「明治維新によって生まれた新政府は、欧米の科学や産業技術、軍事そして
文化・芸術をいちはやく輸入することを目指した。この政策には、西洋数学を輸入し、
広めることが含まれた。
・・・・・・(略)
本書では、幕末の「洋算」(オランダ数学)の輸入から明治・大正時代の洋算
(西洋数学)の摂取と普及にかけて活躍した人物を中心に六個の主題・テーマを
用意した。
第一は、幕末のオランダ「統計学」に位置づく、世界の「国勢統計」(政表)に
出会って、広く中身を知って貰いたいと翻訳を目指した福澤諭吉の<統計学との
出会い>である。
第二は、・・・・・・(略)
2008年(平成20)年1月 岡部進」
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本書は、著者の「数学に縁遠かった人達にこそ読んで欲しい」という願いから
手に持って読みやすいソフトカバーになっています
数学に縁遠かった人にとっては、
文字が小さいし
ページ数も多いので、
それだけで「何だか難しそーッ」と敬遠したくなるかもしれません。
だけど、
私が読めたし、読んだし、
そして、読んで感動したし、
今では、
明治は、この本を読むと、もっとよくわかると思っている
という次第
「坂の上の雲」は大変長編の歴史小説ですが、
この本は、「生活数学シリーズ」本のなかの1冊で、284頁。
為になる本として、おすすめしたいと思います
子供やお孫さんへのプレゼントにも是非
ドラマのなかで、「福澤諭吉」の名前が何度も出てくる度に、
最近、ついつぶやいてしまうことがあります
「・・・であれば、是非、『「洋算」摂取の時代を見つめて』を読んで欲しいな」
「ドラマの出演者の皆さん全員に、この本を贈呈したら、受取ってくれるかしら」
等々・・・ |
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現在、9作目を執筆中です。(2010.3.6現在) |
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